米国株には世界各国の年金、投資信託、ETF、機関投資家、個人投資家が参加しています。背景には世界の株式時価総額で大きな比率を占める市場規模、売買の厚み、国際展開する大型企業、指数連動商品の普及があります。ただし資金が集まりやすいことと、現在の価格が割安であることは別です。
市場規模が指数への組入比率を高める
時価総額加重の全世界株指数では、企業価値が大きい市場ほど構成比率が高くなります。その指数に連動する資金が増えると、米国株へ大きな金額が配分されます。これは投資家が毎回米国を選び直しているだけでなく、指数の計算方法による機械的な配分も含みます。
流動性と情報量が参加しやすさを支える
取引量が多く売買価格差が小さい市場は、大口投資家が注文を執行しやすい傾向があります。企業開示、分析資料、デリバティブ、ETFなど周辺市場が発達していることも参加者を増やします。一方で人気が集中すれば、価格評価や大型企業への集中リスクが高まる場合があります。
資金流入だけを買う理由にしない
- 指数の国別・上位銘柄比率を確認する
- 評価倍率が過去や他市場と比べて高すぎないか見る
- ドルと円の両方で値動きを想定する
- 米国以外の市場を除外する理由を記録する
大きな市場にも長期停滞と急落はある
市場規模、流動性、優良企業の多さは損失を防ぐ保証ではありません。金融危機、金利上昇、規制変更、企業利益の悪化によって広い指数も下落します。過去の資金流入を将来リターンへ直結させず、分散と保有期間を先に決めます。
Q.世界の資金が集まる米国株だけ持てば十分ですか?
A.米国だけでも多くの国際企業を含みますが、国、通貨、評価倍率、大型企業への集中は残ります。全世界型との違いを確認してください。