日本株が直近1〜2年で好調に見える時でも、その期間だけを今後の期待リターンへ延長することはできません。反対に、過去十数年で米国株や世界株を下回った期間があることだけで、日本株の将来を悲観することもできません。基準通貨、配当込み、開始日を揃えて比較します。
円建てとドル建てで結果が変わる
日本株を日本の投資家が評価するなら円建てが生活との接続を示しやすい一方、世界の投資家から見た比較ではドル建ても使われます。円安局面では同じ日本株指数でもドル建て成績が弱く見える場合があります。比較表には基準通貨を必ず記載します。
価格指数と配当込み指数を混同しない
高配当市場を長期比較する時に価格だけを見ると、受け取った配当を無視します。配当込み指数でも税と運用コストは含まれ方が異なります。実際の投資結果は商品費用、税、売買、為替で指数からずれます。
今後の見通しが不透明なのは日本株だけではない
- 企業利益と賃金・物価の変化
- 金利と為替の方向
- 企業統治と資本効率の改善
- 人口構成と国内需要
- 現在の株価評価
- 海外売上と世界景気への依存
予測より配分ルールを決める
一つの予想に賭けず、日本株、米国株、その他地域を含む広い指数を使う方法があります。直近の勝者へ配分を寄せるのではなく、目標比率と見直し頻度を決めます。過去実績は将来を保証しないことを前提に、生活に必要な円資金を投資から分けます。
Q.日本株が最近上がったので今後も米国株より有利ですか?
A.直近の上昇だけでは判断できません。評価、企業利益、為替、比較期間が変われば結果も変わり、将来成績は不確実です。