VYM、PFF、AGGは分配金を受け取れる米国ETFですが、同じ高配当ETFではありません。VYMは高配当普通株、PFFは優先証券・ハイブリッド証券、AGGは投資適格債券を主な対象とします。利回りだけを横並びにすると、価格変動と収益源の違いを見落とします。
VYMは企業利益と配当に連動する普通株
VYMの価値は保有企業の利益、配当、株式市場の評価で変動します。長期の成長を期待できる一方、景気後退や減配で価格と分配が下がる可能性があります。高配当株という共通点で業種が偏る場合もあります。
PFFは優先証券、AGGは債券
PFFは発行体の資本構造で普通株より上位、一般債務より下位に位置する証券などを含みます。AGGは投資適格債券市場を広く対象にします。両方とも金利の影響を受けますが、信用リスク、支払い条件、値動きは同じではありません。
比較表に入れる項目
- 資産クラスと収益源
- 金利上昇時の感応度
- 景気後退時の信用リスク
- 業種と発行体の集中
- 分配頻度ではなく分配の安定性
- 経費、税、為替を引いた手取り
三つを持つだけでは自動的に分散にならない
異なる名称のETFを組み合わせても、金融機関の信用、米国金利、ドル円など共通要因へ偏る場合があります。保有銘柄とリスク要因を確認し、円資産、広範囲株式、生活資金を含む全体で役割を決めます。
Q.分配利回りが最も高いETFを中心にすればよいですか?
A.利回りの高さだけでは判断できません。元本価格、減配、信用、金利、為替、税、経費を含むトータルリターンと目的で比較してください。